2017年6月23日(金)  アトピー性皮膚炎

アロエはアトピー性皮膚炎に良いのか

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アロエは昔から火傷・傷・虫さされなど、多くの症状に使われてきた。日本で多くみられるアロエは「キダチアロエ」と言われ、独特な苦味が特徴だ。そのアロエの中で最も薬用として用いられるのは「アロエベラ」と言われる種類だ。

アトピー性皮膚炎への効果

皮脂分泌の多い脂漏性皮膚炎の方にも言えるが、アロエには皮脂の過剰な分泌を抑えてくれる作用・抗酸化作用・解毒作用があるため、黄色ブドウ球菌やマラセチア菌などへの殺菌が期待できる。

また、かゆみの元であるヒスタミンにも対抗してくれる上に、肌のターンオーバー力を助けてくれるため、アトピー性皮膚炎の肌に大きな効果が期待できるのだ。ただ、アトピー性皮膚炎の方の肌はかなりデリケートになっているため、アロエを用いる場合は、パッチテストで肌に合うか試してから利用することをおすすめする。

また、塗り薬としての活用の他、飲み薬としてアロエジュースやヨーグルトと一緒に食べるなどで取り入れることも可能だ。身体の外と中からもアロエの成分でアトピー性皮膚炎をアピールできる。

一般的なアロエの効能

下記の内容は、一般的に言われているないようになり、医学的に根拠があるとは限らない。

  • バルバロイン : 瀉下作用・便秘解消・胃を丈夫にする。
  • アロエエモジン : 胃腸の活発化。子宮収縮作用があり、妊娠中は使用を控える。
  • アロエシン : 殺菌・抗菌作用・美肌効果。
  • アロエチン : 殺菌作用。細菌の出す毒素の中和(ニキビや化膿を抑制)。
  • アロミチン : 粘膜強化・免疫向上・抗がん作用。
  • ペータババロイン : 整腸作用。
  • ムコ多糖類 : 皮膚の保水作用。

上記以外にも、消炎作用・収斂作用・抗酸化作用・解毒作用・炎症抑制作用などもあるのだ。

■ 主な症状
にきび / 湿疹、あせもなど / 虫刺され / 火傷 / 水虫 / アトピー性皮膚炎 など

注意するべき点

アロエ軟膏は赤くて熱を持っている部位・傷のある部位に、保湿・冷却・血行を抑制するなどの効果を示す。そのため、かゆくても「熱を持たないじゅくじゅくした所」「黒ずんで熱く感じない所」には使用しない。

このような症状が肌に多く出ている場合は、湿気に対する弱さや血流不足が原因のケースが多いため、先にその原因を解決する必要がある。また、アロエに関するアレルギーに関してはあまり耳にしないのだが、体質によってはアレルゲンになる可能性もあるため、注意は必要だ。

ただ、アレルギーでなくても、アロエの成分であるアロインの成分によって下痢になる方が多いため、少量から摂取していくことをおすすめする。

あくまでアロエはアトピー性皮膚炎の改善を助けるという位置づけのため、「お薬」ではない。そのため、即効性があるわけではないため、病院治療の補助として活用しよう。

アトピー性皮膚炎の根治には2大原因、皮膚改善・腸内改善を同時に行うことが必要

アレルギーやアトピーの原因はこれまで多く語られてきた。遺伝や様々なアレルゲンが大きく影響している説が大半だったが、大人も子どもも過剰な免疫反応とその免疫を刺激する細菌が2大原因である事が有力視されている。

2大原因のひとつは皮膚表在の細菌の「黄色ブドウ球菌」の大量発生

2015年4月21日、慶應医学部とアメリカ国立衛生研究所はアトピー性皮膚炎の原因が皮膚の表面に誰もが持っている「黄色ブドウ球菌」が大量に発生しアレルゲンになっている事を解明した。
常在菌+マウス
本来、皮膚は善玉菌のはたらきにより弱酸性から中酸性であることで黄色ブドウ球菌など「有害菌」の増殖を抑えることができている。また同時に、およそ28日間隔の規則正しいターンオーバーを繰り返すことでバリア機能を保ち、これら有害菌からの刺激も受けずにいられる。これは、大人も子どもも同じだ。

しかしアトピー性皮膚炎の皮膚は、本来、弱酸性から中酸性にあるべき皮膚が壊れ乾燥し、黄色ブドウ球菌など有害菌が増殖しやすい弱アルカリ性化してしまう。

その結果、有害菌の刺激によりバリア機能が崩壊し、さらにターンオーバーが乱れ、黒い過酸化脂質を沈着させまたかゆみを増幅させるという「悪化サイクル」をたどる事になる。

皮膚自体を改善を早めるには

大人も子どもも改善方法は変わらない。細菌を増殖させにくい弱中酸性クリームでの抗菌・保湿と、28日間隔の規則正しいターンオーバーに戻す為のミトコンドリア活性、黒ずみの原因である過酸化脂質の除去が有効である。

2大原因のもうひとつは腸内の免疫バランスの改善

アトピー性皮膚炎の2大原因のふたつめは、「免疫の異常反応」いわゆるアレルギー反応である。アトピー性皮膚炎の子供が同時に食物アレルギーである事が多い理由もこれである。

免疫は腸内環境と密接な関係がある。腸内の悪玉菌の増殖は腸管免疫のバランスを崩し、腸内表皮反射として皮膚にニキビや吹き出物といった形で現れるのだ。
胃を壊すと肌が荒れる。それと同じだ。

また、腸内環境が悪くなるということはターンオーバーの乱れも招いてしまう。
近年は大手企業がR1やカルピスといった乳酸菌製品を販売しているが、むやみに摂取してもアトピーには逆効果となる場合もある。

老若男女すべてにおいて言えることだが、アトピーというのは免疫が高いことが多く、さらに免疫を高めても免疫過剰になり、悪化してしまうこともあるのだ。アトピーの場合、免疫を高めるのではなく、免疫Th1とTh2のバランスを整える必要がある。

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ステロイドなど皮膚のケアをしていてもアトピーが改善しなかったり、一時的に治ってもすぐに再発してしまうのは、この免疫バランスが不安定になってしまっているからなのだ。

アトピー性皮膚炎の2大原因を知り、根治させる為の要点

皮膚改善のために適切な保湿クリームを選ぶ

1、黄色ブドウ球菌対策

細菌の増殖を抑える弱、中酸性のpH値の保湿クリームを使用する。

2、悪化サイクルからの脱却対策

皮膚の改善サイクルを早める為のターンオーバー促進成分のあるもの。

3、かゆみ原因の除去による早期の脱ステロイド対策

黒ずみの原因、抗過酸化脂質作用のあるクリーム。

腸内改善のために適切な乳酸菌を選ぶ

1、免疫力を高める効果を求めない、免疫バランスを整える乳酸菌

インフルエンザ等に有効な類の乳酸菌はアトピーにとっては有効でない場合がある。

2、乳酸菌製品中の数が効果に比例する訳ではない

1袋に○○億個の乳酸菌などの商品も多くあるが、必ずしも菌の数が効果に比例するのではない事を理解しよう。

最後に

  • 皮膚自体をステロイド等で改善しても免疫異常があればまた再発する。
  • 免疫異常があっても皮膚の細菌等のアレルゲンを除去できなければまた再発する。

→ この2点をふまえて、皮膚原因と免疫原因の2つの原因を同時に改善する事が根治への近道となる。

さらに皮膚は、28日間隔の正常なターンオーバーを繰り返すことでバリア機能を保ち健康な状態でいることができる。そのため皮膚改善と腸内改善を28日サイクルでおこない評価することが大切だ。これは、大人から子どもまで性別関係なく言えることなのだ。

そこで注目されているのが「28日皮膚免疫トレーニング」という考え方だ。ターンオーバーの28日周期にそって皮膚改善と腸内改善を同時に目指すという。大人も子どもも全ての方がチャレンジできる。

28day

ステロイド薬は副作用の不安などの指摘はあるが、強度なかゆみを鎮静させるにはやはり有効でもある。

しかし、早期に悪化サイクルから脱却する為にもこの2つの原因を「28日」サイクルで改善していく事が近道だと言えるのだ。

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