2017年9月20日(水)  アトピー性皮膚炎

赤ちゃんアトピーのスキンケア

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赤ちゃんに見られる湿疹は、主に「乳児湿疹」と診断されることが多い。
また、アトピー性皮膚炎と診断される主な基準として、日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎の定義、診断基準」があり、乳児期では2ヶ月以上、その他では6ヶ月以上湿疹が続いた場合にアトピー性皮膚炎と診断されるそうだ。

赤ちゃんのスキンケア用品の選択ポイント

①安全性が高く無添加の製品

界面活性剤・防腐剤・添加物などの合成成分が入っていない無添加製品を選ぼう。「ベビー用石けん」「無添加」と謳っている製品もあるが、中には合成成分が含まれている場合があるため、製品の成分表示を確認することが一番確実だ。また、赤ちゃんの肌はとても薄くて敏感なため、使用する前にパッチテストを行うようにしよう。

②浸透力があること

保水・保湿作用がある成分が含まれていても、肌への浸透力が低ければ意味がない。そのため、浸透力に関しても確認するようにしよう。

③保湿力が高いこと

バリア機能が低下した肌は保湿能力がとても低い。保湿能力が低いことで乾燥しやすく、汗や汚れなどの刺激物が皮膚内に侵入しやすくなってしまう。そのため、保湿ケアはとても重要になるのだ。特にお風呂上がりは乾燥しやすいため、十分に保湿してあげよう。保湿剤に関しても無添加の製品を選び、パッチテストを行ってから使用しよう。

赤ちゃんの基本的なスキンケア

赤ちゃんの肌がいつも清潔で保湿がしっかりされていることが一番のポイントだ。そのため、毎日のスキンケアはとても重要だ。

①石けんはよく泡立て、泡をクッションのようにして指の腹で優しく洗う。

石けんを泡立てるネットは100円ショップなどで簡単に購入できる。また、石けんで何度も洗う・タオルでゴシゴシこするなどは、皮膚を守るための皮脂まで落としてしまうため、洗いすぎないようにしよう。

②石けんで洗った後のすすぎはしっかりと行う。

石けんの泡が残っていると、そこから症状が悪化してしまうケースがあるため、十分すぎるくらいに、すすぎを行おう。また、お湯は熱すぎないように37〜38℃くらいにしておこう。

③暖房が効いた部屋・夏場の汗ばむ時期などは「あせも」に注意。

首のしわ・脇の下・ひじの内側・ひざの裏側など、赤ちゃんの皮膚が弱い箇所や隠れている箇所は特に洗い忘れが内容に注意しよう。

赤ちゃんはもともと皮膚が薄いため、アトピー性皮膚炎になると表皮上層にあるセラミドが不足するため、成人や小児よりも外部刺激にとても過敏になっている。

そのため、想像以上にデリケートな皮膚になっており、通常、なんでもない汗・食べ物などの汚れでも刺激になり、炎症の悪化・細菌感染なども引き起こしやすくなってしまうのだ。

アトピー性皮膚炎の根治には2大原因、皮膚改善・腸内改善を同時に行うことが必要

アレルギーやアトピーの原因はこれまで多く語られてきた。遺伝や様々なアレルゲンが大きく影響している説が大半だったが、大人も子どもも過剰な免疫反応とその免疫を刺激する細菌が2大原因である事が有力視されている。

2大原因のひとつは皮膚表在の細菌の「黄色ブドウ球菌」の大量発生

2015年4月21日、慶應医学部とアメリカ国立衛生研究所はアトピー性皮膚炎の原因が皮膚の表面に誰もが持っている「黄色ブドウ球菌」が大量に発生しアレルゲンになっている事を解明した。
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本来、皮膚は善玉菌のはたらきにより弱酸性から中酸性であることで黄色ブドウ球菌など「有害菌」の増殖を抑えることができている。また同時に、およそ28日間隔の規則正しいターンオーバーを繰り返すことでバリア機能を保ち、これら有害菌からの刺激も受けずにいられる。これは、大人も子どもも同じだ。

しかしアトピー性皮膚炎の皮膚は、本来、弱酸性から中酸性にあるべき皮膚が壊れ乾燥し、黄色ブドウ球菌など有害菌が増殖しやすい弱アルカリ性化してしまう。

その結果、有害菌の刺激によりバリア機能が崩壊し、さらにターンオーバーが乱れ、黒い過酸化脂質を沈着させまたかゆみを増幅させるという「悪化サイクル」をたどる事になる。

皮膚自体を改善を早めるには

大人も子どもも改善方法は変わらない。細菌を増殖させにくい弱中酸性クリームでの抗菌・保湿と、28日間隔の規則正しいターンオーバーに戻す為のミトコンドリア活性、黒ずみの原因である過酸化脂質の除去が有効である。

2大原因のもうひとつは腸内の免疫バランスの改善

アトピー性皮膚炎の2大原因のふたつめは、「免疫の異常反応」いわゆるアレルギー反応である。アトピー性皮膚炎の子供が同時に食物アレルギーである事が多い理由もこれである。

免疫は腸内環境と密接な関係がある。腸内の悪玉菌の増殖は腸管免疫のバランスを崩し、腸内表皮反射として皮膚にニキビや吹き出物といった形で現れるのだ。
胃を壊すと肌が荒れる。それと同じだ。

また、腸内環境が悪くなるということはターンオーバーの乱れも招いてしまう。
近年は大手企業がR1やカルピスといった乳酸菌製品を販売しているが、むやみに摂取してもアトピーには逆効果となる場合もある。

老若男女すべてにおいて言えることだが、アトピーというのは免疫が高いことが多く、さらに免疫を高めても免疫過剰になり、悪化してしまうこともあるのだ。アトピーの場合、免疫を高めるのではなく、免疫Th1とTh2のバランスを整える必要がある。

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ステロイドなど皮膚のケアをしていてもアトピーが改善しなかったり、一時的に治ってもすぐに再発してしまうのは、この免疫バランスが不安定になってしまっているからなのだ。

アトピー性皮膚炎の2大原因を知り、根治させる為の要点

皮膚改善のために適切な保湿クリームを選ぶ

1、黄色ブドウ球菌対策

細菌の増殖を抑える弱、中酸性のpH値の保湿クリームを使用する。

2、悪化サイクルからの脱却対策

皮膚の改善サイクルを早める為のターンオーバー促進成分のあるもの。

3、かゆみ原因の除去による早期の脱ステロイド対策

黒ずみの原因、抗過酸化脂質作用のあるクリーム。

腸内改善のために適切な乳酸菌を選ぶ

1、免疫力を高める効果を求めない、免疫バランスを整える乳酸菌

インフルエンザ等に有効な類の乳酸菌はアトピーにとっては有効でない場合がある。

2、乳酸菌製品中の数が効果に比例する訳ではない

1袋に○○億個の乳酸菌などの商品も多くあるが、必ずしも菌の数が効果に比例するのではない事を理解しよう。

最後に

  • 皮膚自体をステロイド等で改善しても免疫異常があればまた再発する。
  • 免疫異常があっても皮膚の細菌等のアレルゲンを除去できなければまた再発する。

→ この2点をふまえて、皮膚原因と免疫原因の2つの原因を同時に改善する事が根治への近道となる。

さらに皮膚は、28日間隔の正常なターンオーバーを繰り返すことでバリア機能を保ち健康な状態でいることができる。そのため皮膚改善と腸内改善を28日サイクルでおこない評価することが大切だ。これは、大人から子どもまで性別関係なく言えることなのだ。

そこで注目されているのが「28日皮膚免疫トレーニング」という考え方だ。ターンオーバーの28日周期にそって皮膚改善と腸内改善を同時に目指すという。大人も子どもも全ての方がチャレンジできる。

28day

ステロイド薬は副作用の不安などの指摘はあるが、強度なかゆみを鎮静させるにはやはり有効でもある。

しかし、早期に悪化サイクルから脱却する為にもこの2つの原因を「28日」サイクルで改善していく事が近道だと言えるのだ。

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